《柳楽優弥主演・真利子哲也監督のディストラクション・ベイビーズはこんな人にオススメ!》

2016年5月21日に公開された映画「ディストラクション・ベイビーズ」。柳楽優弥をはじめ、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、吉村界人など若手実力派俳優たちのエネルギッシュな演技に圧倒される映画です。

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2016年12月7日よりDVDレンタルも始まっています。

そんな「ディストラクション・ベイビーズ」のオススメポイントをご紹介したいと思います。ネタバレには気をつけた状態で、読んだ後に「ディストラクション・ベイビーズ」が思わず観たくなる記事にしたいと思います。

基本的には、映画というのは突き詰めれば<好きか嫌いか>好みの問題です。ですので、この記事は、映画を観る前に、自分の好みに合うかどうかの判断材料として有効に活用していただければと思います。

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オススメポイントその1:キレたりキレられたり、殴ったり殴られたり、蹴ったり蹴られたりを観るのが好きなひと!

YouTubeにもありますよね。ひとがキレている場面や怒っている映像を集めた動画。そうした動画を思わず観てしまう人は、本作に肌が合っているように感じます。なぜなら、柳楽優弥さんが演じる主人公は、誰彼構わず、闇雲にケンカを仕掛ける超危険人物だからです。

柳楽優弥さんが、得体の知れない恐ろしい人物像をあまりにも熱演しすぎていて、見ていて背筋がゾっとする程です。こんな奴が街にいたら、ほんとうに厄介だなぁ〜と反射的に思ってしまうほどです。

しかし、逆に言えば、そうした危ない人物の行為にカタルシスを感じるひとや暴力映像に興味がある、思わず観てしまうという人は、のっけから「ディストラクション・ベイビーズ」の世界観や主人公の存在に惹きつけられるのではないでしょうか。

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オススメポイントその2:意味をいちいち説明しないストイックさが好きなひと!

世の中には、説明ばかりが延々に続く映画というものが存在します。皆さんも一度は見たことがあるでしょう。特に大作映画に多いかもしれないですね。

そんな説明的な映画とは、「ディストラクション・ベイビーズ」は対極に位置する作品です。主人公を中心とした登場人物たちの行為は、どんどんエスカレートしていき、行き着くところまで行ってしまうのですが、なぜそれをするのか、という点については、はっきりした形で理由が示されないのです。

特にセリフを通しての説明は、ほとんどありません。映画の中で映し出されるのは、登場人物の行為や町の風景、祭りの様子など、間接的なものにとどめられています。

そうしたディテールから、自分なりに意味を感じ取って、作品のエッセンスを想像するのが好きなひとには、「ディストラクション・ベイビーズ」はまさにうってつけの映画となるでしょう。

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オススメポイントその3:日常よりも非日常が好きというひと!

最後のオススメポイントはちょっと極端ではありますが、「ディストラクション・ベイビーズ」の核に迫ったオススメポイントです。

本作をひとことで言い表すならば、タイトルの語源が示しているように、「破壊」であると思います。そもそも道ですれ違った人に殴りかかるという行為自体が、社会通念で考えれば明らかに非常識であり、アウトです。そうした行為が連続して行われ、その行為の集積によって、登場人物の内面が語られていきます。

それはまさに、積み木やジェンガが崩れ落ちるサマのように破壊的です。

本作を観ていて、テロリストがビルに突っ込む映像を思い出しました。

この映画の中では、日常では起こり得ない、むしろ起こってはならない出来事が起こり続けるのです。そして、そうした非日常(だと思われてきたこと)は、すでに非日常でもなくなってきているという事実も、同時に感じさせてくれます。

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「ディストラクション・ベイビーズ」は、とても力強い映画です。強力なエネルギーに満ちた映画です。そのエネルギーが、明るいものではなく、暗く尖っていて、内出血した傷のように鬱屈しているという点が、本作の個性であり、観る人にとって好き嫌いがはっきりと分かれるポイントであろうと感じます。

オススメポイントを読んで、興味を持ったら、ぜひ作品を観てみてください。

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「ディストラクション・ベイビーズ」と相性が良さそうな人のまとめ

 

  • 殴る蹴るの暴行を見るのが好きな
  • 説明を排除したストイックな作品が好きな人
  • 穏やかな日々よりも激しい非日常性に惹かれる人
  • 映画は俳優の演技を観る!という姿勢の人
  • 不条理さや理不尽さに惹かれてしまう人

【筆者プロフィール】

石原 弘之(イシハラヒロユキ)

株式会社ポルトレにて、映画配信サービスORQUESTを運営中。

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